新潟市東区に住む70代女性が電子マネー5万円分をだまし取られました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
女性は6月8日ごろ、女性の自宅の固定電話に建設会社の社員を名乗る男から電話があり、「東区に介護施設ができます、利用しなければ割り当て分を譲ってもらえますか」などと言われ、応じたところ、11日から12日にかけて別の建設会社の社員を名乗る男から電話があり、「名義貸しは詐欺行為ですから逮捕されますよ、名義を貸した責任があるので5万円出してください」などと言われました。
女性は相手から指示されるままに、コンビニで5万円分の電子マネーを購入してカード番号を伝え、だまし取られました。
女性はその後も金融庁職員や弁護士を名乗る人からの電話が続いていましたが、14日、金融機関に定期預金を下ろしに行った際、金融機関の職員から事情を聞かれ、詐欺の被害に気づきました。
《特殊詐欺の防犯ポイント》
犯人は言葉巧みに被害者をだまし、現金やキャッシュカードを取りに来る可能性があります。
・相手は詐欺のプロであることから、防犯機能付き電話機の設置や常に留守番電話に設定しておくなど、犯人からの電話に直接出ない対策を取ることを検討してください。
・電話でお金の話が出た時は、特殊詐欺を疑ってください。