なぜ、やたらとぶっかけたくなるのか──。このところ、女性の衣服や持ち物に精液をぶっかけ、警察に逮捕される事件が相次いでいる。
5月29日には茨城県阿見町の商業施設で、面識のない10代女性のスカートに精液をかけたとして、陸上自衛隊関東補給処航空部補給整備課所属の事務官、豊田洋樹容疑者(49)が暴行の疑いで逮捕された。
「豊田は仕事が休みだった前日28日午後4時半ごろ、ショッピングモールで母親と買い物をしていた10代女性の背後から近づき、陰部を露出し、女性のスカートに精液をかけた。少し離れたところで被害に気づいた2人は現場に戻り、その場にいた豊田に詰め寄った。状況を見ていた他の買い物客が警察に通報し、付近の防犯カメラを確認したところ、豊田が陰部をしごいて射精する姿が写っていた」(捜査事情通)
茨城県内では30日にも、つくば市の会社員、中山拓樹容疑者(32)が同僚女性の作業服などに精液をかけたとして、器物損壊の疑いで土浦署に逮捕されている。
「今年3月、中山は同僚女性が退社後、机の上に置いていった作業服、帽子、マスクに精液をブチまけた。翌朝、女性が出勤すると、自分の所持品が精液まみれになっていて驚いた。事務室に出入りする人物は限られているため、従業員のDNA鑑定を行い、中山が浮上した。本人は容疑を認めているが、動機について話していません」
京都府亀岡市でも地元に住む会社員、赤塚陽一容疑者(23)が面識のない女性のショルダーバッグに精液を塗り付け、逮捕されている。
赤塚容疑者は今年3月、亀岡市内のショッピングセンターで18歳の女子大生が床にショルダーバッグを置いて離れたすきに、その場に駆け寄り、バッグの外部に精液を付着させ、立ち去った。防犯カメラの画像から赤塚を特定した。調べに対し、「自分で自慰行為をして手に出したものをかけた。好みの女性だった」と供述しているという。
「人目につかない施設内で射精した後、バッグが置いてあるところまで行ったようです。好みの女性といいながら、なぜ女性がその場から離れたスキに、わざわざバッグにかけるのか理解に苦しみます」(別の捜査事情通)
本人たちは女性が驚いている姿を見て満足なのかもしれないが、被害に遭った方はたまったものではない。