女性コロナ患者をわざと「誤診」欲望満たしたエロ医師の悪辣手口…逮捕5回目、4回起訴

女性患者に「ナイスバディ」と声を掛けていたエロドクターは、新型コロナウイルスの症状を訴えた30代の女性患者にPCR検査を受けさせず、診療を偽ってわいせつな行為をしていた。
準強制わいせつの疑いで11日、警視庁に再逮捕されたのは、「大塚南口駅前脳神経内科クリニック」(東京都豊島区)院長の西田隆容疑者(55)。西田の逮捕は5回目で、これまで4回起訴されている。
2021年6月9日午前11時45分、30代の女性患者は自治体の相談窓口の紹介で、たまたま同クリニックを訪れた。濃厚接触者だった女性は発熱などの症状を訴えたが、西田容疑者は「原因はコロナではなく、婦人科の診察が必要です」と検査を受けさせず、下着を脱ぐよう指示。内診台に座らせ、約25分にわたって下半身を触診し、その様子をスマホで盗撮していた。女性は翌日になっても症状が改善しなかったため、他の医療機関で検査を受け、陽性と判明。そのまま1週間入院した。
「女性は違和感はあったものの被害に遭った自覚がなく、警察から話を聞いて初めて盗撮動画の存在を知った。西田は当時、盗撮を始めたばかりで、スマホを胸ポケットに入れたり、手に持ったまま撮影していた。コロナの検査だけだと下半身の診察ができないため、『婦人科の診療が必要』とウソをついた可能性がある。実際、これまでも他の病気で診察を受けた若い女性患者に対し、『生理痛が関係しているかもしれない』といって内診を勧め、盗撮を繰り返していた」(捜査事情通)
西田容疑者は20年7月にクリニックを開設。自身は脳神経内科の専門医ながら、勤務経験のない婦人科を診療科目に掲げ、開設約1カ月後には患者にわいせつ行為をしていたことが発覚している。院内には看護師や事務員はおらず、会計も西田容疑者自身が担当していた。
押収した西田容疑者のパソコンからは、女性患者が下半身裸のまま、内診台に座らせられる盗撮動画が50本以上見つかっている。
西田容疑者は診察時、小型カメラが内蔵された眼鏡をかけ、内診台の上で両脚を広げてあらわになった女性患者の下半身を撮影しながら、診療には必要ない部分を執拗に触診し、時には液体をかけることもあったという。
これまでの調べに対し、「医療行為の一環だ。苦情を申し立てられた場合、診察の正当性を担保するために撮影した」と供述。
西田容疑者は女性患者らに、下半身を触る同意書にサインをさせていたというから悪質だ。今年3月、最初の事件が明らかになった際、ネットの掲示板には〈ブラジャーをつけたまま、もしくは少しずらすような対応をお願いしたところ、今度は思いっきり上にずらされて結局丸出しに…熱があったため大した抵抗もできずされるがままでした。会計時に「ナイスバディ」と言われトラウマです。こんな出来の悪いAVのような悪質な病院が本当にあるなんてびっくりです〉という投稿があった。
女性患者がコロナの症状を訴え、苦しんでいるにもかかわらず、検査もせずに自分の欲望を最優先するとは、救いようのないエロ医者だ。