7月、名古屋市中区の営業終了後のバーで変わった事件が起きました。5時間の間に3回、別々の泥棒が忍び込んだのです。泥棒がバーに殺到した理由とは。
午前8時、バーカウンターの中で暗闇を照らすのは「泥棒」。その1時間後には別の泥棒が。さらにその4時間後には、また別の泥棒がシャンパンボトルを抱えて逃げる様子が。店からは売上金20万円の入った金庫や高級シャンパンなどが盗まれ、被害総額はおよそ40万円相当に上りました。
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（かうらな 小寺康介さん）「金庫がこちらにあり、お酒は冷蔵庫の中にあった。もう一つはスタッフルームの冷蔵庫に入っていた」Q全て同じ日?（かうらな 小寺康介さん）「 同じ日です」
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設置された防犯カメラには、犯行の一部始終が映っていました。まず、午前8時の1人目の泥棒。事前に在りかを知っていたのか、一直線に金庫がある場所へ向かいます。あっという間に売上金およそ20万円が入った金庫を持ち去りました。
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続いては午前9時すぎ2人目の泥棒。1人目とは違い、白いタオルを頭に巻き手袋をつけています。スマートフォンで誰かと話している様子です。(泥棒）「金庫どこにあるの?」お目当てはやはり金庫。(泥棒）「下?どこの下?」しかし、わずか1時間前に1人目の泥棒が持ち出しているため、金庫はありません。
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お目当ての金庫がないとわかると、ワインセラーにあるシャンパンを物色します。（泥棒）「ペリエル?ペリピル？ペリエピル…？」電話で銘柄を確認しながら、高級シャンパン4本などを持ち去りました。
事件はこれで終わらず…午後1時には3人目の泥棒が。こちらも前に来た2人とは別の人物。半袖・短パン姿です。
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ワインセラーからシャンパン2本のほか、椅子にかかっていた上着を持って逃げていきました。上着は従業員の物でした。（かうらな 植手宏和さん）「1日に3回 明らかに別の人間が入ってきている」
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店は警察に被害届を提出。警察は店の情報を知る人物が、SNSや闇サイトなどを通じて、金庫の在りかなどを漏らしたことで、泥棒が殺到した可能性もあるとみて捜査しています。