関東 今夜にかけてゲリラ雷雨に注意 湿度高く熱中症リスク大 …の画像はこちら >>
きょう7日(月)も、関東地方は台風6号の間接的な影響で天気の急変に注意。今夜にかけて、晴れていても急にバケツをひっくり返したような雨が降る、ゲリラ的な降り方となりそうです。また、湿度も高く、熱中症リスク大です。ゲリラ雷雨と熱中症に警戒です。
関東 天気急変に注意
きょう7日(月)も、関東地方は大気の状態が非常に不安定。変わりやすい天気となっています。これは、台風6号の間接的な影響です。台風周辺の湿った空気が、台風から離れた関東地方にも流れ込んでいるからです。すでに、東京や横浜など南部でも午前中から局地的な激しい雨が降っています。横浜では午前8時50分までの10分間に、7.0ミリの雨が降りました(速報値)。これは、1時間雨量にすると、40ミリ以上の激しい雨です。ひとつ、ひとつの雨雲は小さく、雨雲の寿命も1時間程度と短いですが、降る時はバケツをひっくり返したような激しい雨が降るのが特徴。また、自分の降っている所は晴れていても、隣町では土砂降りといったようなかなりゲリラ的な降り方となります。今夜にかけて、関東北部を中心に1時間に40ミリ以上の激しい雨が降り、都心など南部でも局地的に激しい雨が降る恐れがあるため注意が必要です。晴れていても、急に黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風が吹く時は、雷雲が近づいているサインです。頑丈な建物に避難しましょう。また、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため注意が必要です。
熱中症リスク大
また、熱中症にも厳重な警戒が必要です。最高気温は、東京都心34℃など、各地で35℃くらいまで上がる見込みです。先日のような40℃に迫る暑さではありませんが、南から非常に湿った暖かい空気が流れ込み、湿度が各地かなり高くなっています。熱中症のリスクが高いとして、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に、熱中症警戒アラートが発表されています。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症に厳重な警戒が必要です。
ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。