徳島市で王位戦第5局に挑んでいる将棋の藤井聡太七冠。大の「鉄道ファン」として知られる藤井七冠ですが、今回は徳島まで鉄道で移動し、心の栄養「テツ分」を補給して挑んでいました。
将棋の王位戦第5局が徳島市で始まりました。藤井聡太七冠は勝てば王位4連覇で、前人未到の八冠に向けて最後のタイトル・王座への挑戦を残すのみとなります。
藤井七冠は2023年度、先手番で負けなしの11連勝中です。
第4局で1勝を返した佐々木大地七段は粘りを見せられるか…。注目の戦型は「横歩取り」となりました。
藤井七冠にとっては3度目となる徳島での対局ですが、大の鉄道ファンということもあり、現地入りの時には次のような楽しみ方をしていたといいます。
藤井七冠:
「これまでは淡路島を通って車で来ることが多かったんですけど、今回は初めて瀬戸大橋線から高徳線で鉄道で来まして」
今回は鉄道のため少し遠回り。名古屋から新幹線で岡山に行き、香川県高松市まで快速「マリンライナー」を利用し、そこから特急「うずしお」に乗って徳島に入ったそうです。
藤井七冠:
「初めて乗る路線で瀬戸内海の景色であったり、JR四国の2700系という高徳線の『うずしお』も初めて乗る車両で、楽しんで来ることができたかなと。注目していただける対局になると思うので、面白い内容にできるように指していきたいと思います」
忙しい中でも心の栄養「テツ分」を補った藤井七冠。両者ほぼ互角の状態で、佐々木七段が46手目を封じ1日目が終了しました。23日は午前9時から再開されます。