グッドスピード幹部「自ら傷つける事は一切ない」保険会社への約63万円の過大請求認めるも“水増し”は否定

名古屋の中古車販売大手「グッドスピード」が保険金を過大請求していた問題で、25日朝に幹部が取材に応じ、「自ら傷をつけることは一切ない」と説明しました。

保険金の水増し請求疑惑について「グッドスピード」は、損害保険会社から調査協力を求められたことを受け、24日夜に一部の調査結果を公表しました。

バンパー内部の塗装やリアゲートの取り外しなど、2023年4月からの4カ月間で30件、計約63万円を過大請求していたと明らかにしました。

グッドスピードは、いずれも確認作業を怠った「過失」だと説明していますが、ビッグモーターのようにわざと車を傷つける不正はなかったのでしょうか。25日朝、グッドスピードの幹部が取材に応じました。

Q.故意に傷をつけて水増し請求をしたということは?

グッドスピード幹部:
「一切ない。それはゼロです。自ら傷をつけることは一切ないです」

故意に車を傷つけるような水増し請求は「一切ない」と否定。その理由について「不正をしても従業員にメリットがない」と説明しました。

グッドスピード幹部:
「うちは固定給なので、水増し請求をしても給料に反映されるわけではありませんし」

グッドスピードは過去1年間に遡って調査を進め、改めて調査結果を公表するとしています。問題の発覚以降、公の場に姿を見せていない加藤久統社長が自ら説明する機会を設けることも検討しているということです。