サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は9月29日にアウェーで川崎フロンターレと対戦。ケガから復帰した太田の決勝ゴールで今シーズン初の連勝を飾りました。
3試合負けなしと好調のアルビ。天皇杯の準々決勝で敗れた宿敵・川崎フロンターレと対戦しました。
最初に決定機をつくったのはアルビでした。
前半6分、右サイドの新井から鈴木・三戸とつなぎ、堀米へスルーパス。クロスを長谷川がヘディングで合わせますが、相手の好セーブにあい得点することができません。
すると前半23分、コーナーキックからのクリアボールを川崎の遠野が拾ってミドルシュート。こぼれ球をシミッチに押し込まれ、先制点を奪われます。
1点を追いかけるアルビはその7分後、2戦連発の三戸がシュート。ポストを直撃しますが、こぼれ球をベテラン鈴木が冷静に流し込み、1-1で試合を折り返します。
勢いに乗るアルビは後半14分、左サイドの高木が低いクロスを送り、抜けたボールに新井がダイレクトでシュート。これがゴールに吸い込まれ、アルビが逆転に成功します。
その後は守備から攻撃に人数を割いた川崎に押し込まれると、ペナルティエリア内で選手を倒し、PKを献上。キーパー・小島がコースを読むも、山田の鋭いシュートがネットを揺らします。
試合を振り出しに戻されますが、ここで終わらないのがこの日のアルビ。
【アルビレックス新潟 太田修介 選手】
「今回、絶対連勝するんだと、特別な思いをみんな持っていた」
後半35分、星からのロングボールを左サイドで受けた途中出場の太田がペナルティエリアの外からシュート。右ひざのケガで離脱していた太田の復帰後初ゴールで勝ち越します。
【アルビレックス新潟 太田修介 選手】
「ケガで苦しい時間を過ごしていたので、自分を認めてあげたいと思っていた。絶対、結果を残したいと思っていたので、自分で振り抜いた」
これが決勝弾となり、3-2で勝利したアルビ。今シーズン、リーグ戦初の連勝となりました。
【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「遅すぎる。終盤で連勝ではなく、シーズン序盤から、こういうものを重ねていくことで、我々の勝ち点というのは、もう少し上に行くこともできたかもしれないし。まだまだ、残りはあるので、そこもしっかりと目指してやっていきたい」
アルビは14位から11位に浮上。連勝で一桁順位が見えてきました。
次節は10月21日、ホームで鳥栖と対戦します。