日本海側から雨エリア拡大 各地の雨や雷雨に注意する時間帯は? 雨の後は気温急降下

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きょう20日(金)は、日本海側から雨エリアが拡大中。秋田県では10月1位の大雨の所も。各地の雨や雷雨に注意する時間帯は?雨の後は北風に変わり、気温急降下。日中は夏日の所も、夜はグッとヒンヤリしそうです。
秋田県 10月1位の大雨の所 激しい雨や雷雨に注意

きょう20日(金)は低気圧が北日本を通過し、低気圧から延びる寒冷前線が本州を通過します。暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になるでしょう。雨雲レーダーを見ると、11時現在、九州や中国地方~北日本にかけて、前線に伴う雨雲がかかっています。秋田県や石川県など東北や北陸では、1時間に10ミリ前後の雨が断続的に降っていて、秋田県五城目町では、12時間雨量の日最大値が101.5ミリ(11時まで)と、10月1位の値を更新しました(統計開始:1976年)。11時現在、秋田県に大雨警報(土砂災害)発表中です。今夜(20日)遅くにかけて、土砂災害に警戒が必要です。午後は、前線に伴う雨雲が次第に南下するため、広く雨や雷雨となるでしょう。
各地の雨や雷雨の時間帯

九州は午前を中心に雨が降るでしょう。中国・四国~近畿は、夕方くらいまで雨や雷雨の所が多くなりそうです。東海は、午後は次第に雨で、夜のはじめ頃まで所々で雨や雷雨となるでしょう。関東は北と西に2000メートル級の高い山があるため雨雲がブロックされやすいですが、午後は所々でにわか雨がありそうです。北陸や東北、北海道は、あす21日(土)にかけて断続的に雨や雷雨となるでしょう。特に、東北の日本海側を中心に、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。あす21日(土)朝にかけて予想される雨量は、多い所で100ミリの見込みです。たった一日で、10月ひと月分の雨量の6割以上の雨がザッと降る所もあるため、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。
雨の後 南風から北風に変わり気温急降下

きょう20日(金)は、前線が通過する前は、広い範囲で南風が強まるでしょう。関東などでは、日差しと南風で、朝から早いペースで気温が上昇中。東京都心では、午前10時前に最高気温25℃を超え、今年140日目の夏日となり、過去最多タイ記録となりました。日中は南風で気温が上がる所も、夕方以降は次第に北風に変わり、夜はグッと冷える見込みです。日中は夏日の所も、夜は上着が必須となります。一方、九州北部や中国地方では、午前中から北風となっていて、朝から気温はほとんど上がっていません。むしろ、福岡市などでは、朝より日中の方が気温が下がっています(福岡市:午前6時は19.5℃→午前11時は16.8℃)。風邪を引かないようご注意下さい。
あす21日土曜 北日本中心に荒天 北海道は平地で雪

あす21日(土)は、北日本を中心に風が強まり、荒れた天気となるでしょう。今季一番の寒気が流れ込み、北海道は平地でも雪になる所があるでしょう。東日本や東北でも、山は雪となりそうです。東北ではおおむね500m以上、北陸~関東北部ではおおむね1000m以上の峠で降雪の可能性があります。山のレジャーは、計画の見直しを含めて無理のないように注意しましょう。