レストラン20軒以上で無銭飲食した男が逮捕 「芝居がかった」心臓発作を偽装

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スペインのレストランで、心臓発作のフリをして20回以上「無銭飲食」を続けていた男が逮捕された。『Daily Express』や『knowledia』など複数メディアが伝えている。

スペインの南東海岸にあるアリカンテ州コスタ・ブランカで、リトアニア出身の男が無銭飲食を繰り返した罪で逮捕された。
これが二度目の逮捕で罰金の支払いも拒否したため、刑務所に収監され、現在42日間の禁固刑を受けている。
無銭飲食は1件で店が被る損害はわずかであるため「軽犯罪」とみなされているが、男は少なくとも20軒以上の店で犯罪を繰り返していたようだ。

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男の手口は、「心臓発作」を装うこと。コスタ・ブランカの街にあるほとんどのレストランで、そうして支払いを免れていたという。
あるレストランのオーナーは、「男がウイスキーを何杯も注文してから、心臓発作を起こしたフリをした」と語った。
またエル・ブエン・コメールという店の支配人は、「とても芝居がかっていて、気絶したフリをして床にへたり込んでいました」と、当時の状況を証言している。

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コスタ・ブランカで被害に遭ったレストランのオーナーたちは、男の写真を全レストランに送り、再犯を阻止。やっと逮捕までこぎつけた。しかし男が「軽い罪」で刑務所に送られただけで、42日後には自由の身になることに激怒しているようだ。
スペインのナバラ・サンチョ法律事務所の弁護士は 、「このような少額の罰金では、刑務所での長い刑期を達成するのは困難」と語ったが、オーナーたちは現在、共同提訴を計画しているそうだ。