2023年の夏は、歴史的な猛暑でした。世界的にみても暑かったようで、世界気象機関(WMO)の発表によると、2023年7月7日に世界平均気温が17.24℃に達し、過去最高だった2016年8月16日の16.94℃を上回ったとの事でした。そんな暑い夏が終わり、秋をすっ飛ばして(日本の四季はどこへ……)冬に突入しそうです。そこで今回の記事では冬を迎える前に準備するべき3つの節約の準備方法をお伝えします。
冬はお金がかかります
冬は夏に比べると電気代をはじめとして、お金がかかると言われています。特にエアコンは冷房より暖房の方が電気代がかかり、灯油ストーブなどの場合でも燃料費がかかります。特にエアコンの電気代は大きな負担になります。
例えば夏、外気が35℃の場合にエアコンの設定温度を28℃にすると7℃下げる事が必要になります。(28℃は環境省が推奨している温度です)冬の場合はどうでしょうか? 外気温が5℃の場合、エアコンの設定温度を18℃にすると13℃上げる事が必要になります。(18℃は環境省が推奨している温度です)明らかに暖房の方がエアコンのパワーを大きく使うことになります。
また、10月以降はハロウィン・クリスマス・お歳暮・お正月などイベントも多く、帰省をするなど支出が増えるシーズンです。
冬を迎える前に節約の準備をしよう
最近はありとあらゆる物価が上がり、家計に与える影響も大きくなっています。本格的な冬を迎える前に簡単にできる節約の準備をしましょう。
しっかりと準備ができれば冬のボーナスの使い道の自由度が増え、充実した冬を過ごす事ができること間違いなしです。
エアコンのフィルターを掃除しよう
まずは、夏にフル回転してくれたエアコンからです。エアコンのフィルターを掃除するだけで消費電力量を50%近く削減できるという実験データがあります。
また、室外機周辺の整理や清掃をすると100%以上の消費電力量の削減に繋がっています。これは今すぐやるしかいないでしょう。
冷蔵庫の中身をチェックしよう
エアコンの次に注意しなければいけないのが冷蔵庫です。冷蔵庫も無駄な食材などが入っていると冷却効率が落ちてしまい、無駄な消費電力が増えてしまいます。夏に食べようと思っていた食材などは既に痛んでしまっているケースもあります。これらもただ廃棄するのではなくスマートフォンのカレンダー機能などで来年の6月くらいに余ったものをメモしておくなどすれば来年の食材の節約にも繋がります。
また、冬になると外気温が下がりますので冷蔵庫の設定温度を下げる事も節約につながります。是非、実践しましょう。
冬服の確認をしよう
本格的な冬が到来する前に準備したいのが、冬服の確認です。早めに準備をすることによって足りていないもの、足りているものが解り無駄な買い物をせずにすみます。もちろん流行のものがありますので買い物をすることは楽しいですしストレスの発散にもなります。
ただ、準備ができておらず勢いだけで買ってしまい同じものを買ってしまった!なんてことも……しっかりと準備していきましょう。
まとめ
季節は流れ暑かった夏も終われば、短い秋も過ぎ季節は冬になります。物価高やエネルギーコストの上昇にも負けないようしっかりとした準備をして冬を迎えましょう。2024年からは新しいNISA制度も始まります。資産形成に向けるお金の源にもなります。是非、取り組んでいきましょう。
この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介
小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社
MILIZE みらいず AIとITと金融工学の力を駆使し、お金の計画・管理・運用まで完結できる次世代の金融ウェブサービスを手掛けている。個人の方向けには、専属FPにオンライン相談・メール相談ができるサービス『TAMARU』や、お金の情報について動画で分かりやすく解説する『MILIZEチャンネル(YouTube)』など、”金融商品を売らない”完全中立的な金融サービスを提供している。 この監修者の記事一覧はこちら