寒さが去ったら、タンスの奥などに仕舞い込むことが多い防寒用の手袋。
再び冬が来た時に、いざ使おうと思って取り出すと、保管状態の悪さからカビが生えていることがあります。
思い切ってすぐに捨てる人もいますが、大切な手袋の場合は、どうにかしてきれいにしたいですよね。
手袋製造企業79社で構成された日本手袋工業組合は、ウェブサイト上で手袋の手入れ方法について紹介しています。
カビが生えた場合、早期発見であれば次の対策をしてみましょう。
最高の治療は早期発見。表革はからぶき、スエードはブラッシングで落とす。
縫目や細かい所は、入念に歯ブラシで除きます。ただし革の組織の中まで変色している場合には跡は消えません。
長期間保管するときは、カシミヤなどの高級素材同様、陰干にして湿気を抜いてから、防湿剤、防虫剤と共にポリエチレン等の袋に入れて密封して保管する。
梅雨時期には一度取り出して陰干し、湿気をぬくことが必要です。
日本手袋工業組合 ーより引用
革の組織の中に入り込んでいなければ、からぶきや、ブラッシングでカビを落とすといいとのこと。
手袋の材質に合わせて、表面のカビを落としましょう。
シーズンの終わりに保管する際には、湿気を飛ばしてから、防湿剤や防虫剤と一緒にポリエチレンなどの袋に入れ、密封すればカビを防げるようです。
悲しい思いをしないよう、手袋の保管方法には気を付けたいものですね。
[文・構成/grape編集部]