冬になると、暖かいこたつで甘酸っぱいミカンを食べる人も多いですよね。
皮をむいてそのまま食べるのもおいしいですが、ひと手間加えるだけでいつもと違ったミカンを楽しめますよ。
本記事では、いつものミカンに少しだけ工夫をして、最高のデザートに変身させる方法を検証してみました。
筆者が試したのは、ミカンを焼く、冷凍する、乾燥させるという3つの方法です。
まず最初の方法は、ミカンの皮をむかずにトースターやストーブの上で焼くというものです。
作り方は簡単で、天板にアルミホイルを敷いた後、その上にミカンを乗せて焦げ目が付くまで焼くだけ。
筆者宅のトースターは1000Wで、7~10分くらい焼きました。
ストーブで焼く場合は、両面に焦げ目を付けたいので、ひっくり返しながら焼きましょう。
皿に移したりひっくり返したりする際は、ミカンがとても熱くなっているため、トングやミトンを使用してくださいね。
両面しっかり焼くとトロトロになって絶品ですが、お好みで時間を調整するのもおすすめです。
皮をむく時は、アツアツですので十分に気を付けてください。
皮に焦げ目が付くまで焼いたミカンはトロットロでジューシーになっており、普通に食べるよりも甘みが増したように感じました。
オーブンの種類や温度によって焼き加減も異なるため、こまめにミカンの様子を見るのもポイントです。
次は王道ともいえる、冷凍ミカンを作っていきましょう。
ミカンを冷凍する時は、1房ずつに割き、ジッパー付きの袋に入れます。
1房ずつにしておくことで、冷凍庫から取り出した直後にすぐ食べることができて便利です。
1房ずつにするのが面倒だという人は、皮をむくだけ、もしくは皮ごと冷凍でもOK。
そのまま冷凍する際は1つずつ食品用ラップに包んでから、ジッパー付き袋に入れて冷凍庫に入れましょう。
冷凍庫から出して半解凍の状態で食べるのが一番おいしい食べ方です。お風呂に入っている間に解凍しておくのもいいでしょう。
最後に検証するのは、最近ネットでも話題になっている食べ方です。その名も『パリパリミカン』。
普通にミカン食べる時のように皮をむき、放置するだけでできるそうです。ミカンの薄皮が硬くなり、パリッという音や食感が楽しいのだとか。
これはどんな味になるのか気になりますね。それでは早速、作ってみましょう。
まず、ミカンの皮をむき、1房ずつに割いていきます。栄養価があるので少しもったいないのですが、白い筋はなるべくきれいに取りました。
1粒ずつになったところで、食べたい気持ちをグッと押さえて、その場に20分放置。
20分後、見た目は変わっていないものの、触ってみると皮が硬くなっています…!
皮をむきたての時は、薄皮に水分が付いていましたが、それが完全に乾いていました。
食べてみると、外はパリッと、中からはジューシーな果汁があふれる新食感のミカンに!
口にミカンの薄皮が若干残りますが、何よりみずみずしさがすごいので一度は試してほしいミカンの食べ方です。
今年の冬はちょっとした工夫で、もっとおいしくミカンを食べてみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]