【一人暮らしの理想と現実】実際そこまで必要なかった条件、1位は?

LIFULLは1月24日、「LIFULL HOME’S」が実施した一人暮らし初心者の「理想」と「現実」におけるギャップ調査の結果を発表した。調査は2022年12月14日~15日、過去3年以内にはじめて一人暮らしをした経験があり、部屋選びに関わった550人を対象に行われたもの。

まず、はじめて一人暮らしをするのに、「最初に希望していた条件」と「実際に住んだ物件の条件」を尋ね、ランキング化してみた。

その結果、希望条件では「賃料・管理費が予算内」(54.2%)という費用面が最も重視されていたものの、実際に選んだ条件では「買い物が便利」(47.5%)や「通勤・通学がしやすい」(44.4%)という利便性が上位となっている。「賃料・管理費が予算内」は3位で、約4割となった。

また、希望条件の8位の「希望する間取り(部屋数)」は、実際に住んだ条件ではランク外となっている。

次に、実際に選んだ物件にあてはまる条件のうち、暮らしてみて「そこまで必要ではなかった」と感じる条件について尋ねた。すると、「部屋が広い」が34.3%で最多に。必要以上の広さがあっても掃除の手間や光熱費がかかってくることにつながるため、「コンロが2口以上ある」の回答も3割弱見られた。

また、リモートワークやオンライン授業が浸透してきている事より、「駅までの距離が近い」「通勤・通学がしやすい」があまり重要な条件ではない人も少なくなかった。

「予算内で条件に合う物件が見つかった」という人は、44.5%。「予算」と「条件」が合わなかった人では、条件を見直した人は33.1%で、予算を上げた人は14.4%となり、約2倍の差が見られた。

はじめて一人暮らしをした物件に100点満点で何点だったか聞いてみると、平均点は68点となった。特に、70点台(21.1%)と80点台(25.3%)が2割超となっている。一方で、50点未満の低い点数を付けた人は1割強にとどまる結果に。

最後に、はじめて一人暮らしをした経験から、これから一人暮らしを考える人へのアドバイスについて尋ねた。すると、「前に住んでいた人の退去理由も聞いてみる」「通勤・通学ラッシュも確認」「住人のマナーをチェック」「妥協せずにある程度費用をかけるべき」「条件整理を先にすべき」などの声が寄せられた。