地震の被害が大きかった地域では復旧に向けた作業を続ける人たちの姿が多く見られました。
【籐や 渡邉洋介 店長】
「もう愕然として笑うしかできなかった」
1月2日、営業を開始する予定だった新潟市西区の飲食店。店内には割れた食器やビンなどが散乱していました。
【籐や 渡邉洋介 店長】
「予約は18件くらいあった。満席の予定だったが全部断る予定」
揺れにより被害が出た飲食店なども多く、地震後、早期の復旧に向けた作業が急ピッチで進められています。
【記者リポート】
「お店の真横側にあるこちらの地面は、元あった高さから50cmほど下がってしまっています」
こちらの店舗では、当初の予定通り2日今年の営業を開始するべく、準備にあたっていましたが…
【蕎麦DAYS 中山義和 店主】
「仮補修だとまだ水が漏れていて心配したけど、別のテープでもう一回巻いたら止まったのでとりあえず一安心。工事業者が忙しくて全然来られないと言っていて、自分でやるしかない」
地震の揺れで排水管などが損傷する中、仮の補修を済ませ、ひとまず営業開始の準備を整えていました。
【蕎麦DAYS 中山義和 店主】
「自分たちのやれることをやるというふうに思って営業したい」
そして、一般の住宅でも復旧に向けた動きが。
【記者リポート】
「新潟市西区のこちらの地域では液状化の被害がかなり大きくなっています。そして地面が緩くなり、電柱が下がってしまったことによって電線が手に届きそうなところまで下がってきています」
新潟市西区では44か所で液状化現象が確認されていて、信濃川沿いに位置する新潟市西区善久では道路のいたるところに水たまりができ、泥が滞留していました。
【作業する人】
「土を取らなければいけなかったので、土のうに一度まとめて」
こちらの家族は、2日・3日の2日間で自宅前にたまった土のう約200個分の泥をかきだしたと言います。
【作業する人】
「重い。きょう雨が降ったので、下にいけばいくほど水を吸って重い」
それでも作業は終わらず…
【作業する人】
「お休みいただけないかと(会社に)相談中。作業がなかなか終わりそうにない」
こうした中、新潟市西区にはボランティアセンターが開設。6日からの3連休、土砂の撤去などにあたるボランティアの募集を始めています。