支援物資を効率良く分ける「新しい形」の支援 被災者が物資を選べるマッチングサイト 能登半島地震

発生から1週間が過ぎた能登半島地震、現地で必要とされる様々な物資を効率良く送り届けるため、「新しい形」の支援が東海地方で始まっています。
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(コケナワ 苔縄義宗代表)「洗剤も必要と言われていた。トイレ用洗剤もいると言われている」愛知県清洲市の防災用品メーカー「コケナワ」の倉庫には、暖かいダウンや保温性のある肌着、それにおむつなどの衛生用品などが大量に集められていました。これらは全てユニクロやライオンなどの大手企業や個人から提供を受けたものですが、すぐに被災地に送られるわけではありません。(コケナワ 苔縄義宗代表)「現地で不要な物が届いてしまうと、置き場に困ったりとか物流の混乱が発生しますので、しっかり確認して必要な物だけ送る」
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「コケナワ」が能登半島地震後に立ち上げたのが、支援物資を必要とする個人や自治体と支援したい企業などをマッチングするサイトで、掲載された様々な支援物資の中から被災者は自分が必要なものを簡単に選び、届けてもらうことができるのです。(コケナワ 苔縄義宗代表)「全国から集まる物資を適宜必要な場所に分配することができれば、乗り越えられるんじゃないかと期待している」支援企業は200社にのぼり、これまでに1万7000点以上の支援物資が集まったということです。
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9日にはマッチングした段ボール箱、約60箱分の絆創膏や食料品などが石川県七尾市や能登町に向け発送されました。1月6日から能登町に入った苔縄代表自身も、被災地で支援物資のニーズの違いを実感したといいます。(コケナワ 苔縄義宗代表)「能登町ですと断水が続いていますので、トイレ関係であったり衛生面を維持するための洗剤が必要になってきています。一方、七尾市は比較的に電気も水道も通ってきていますので、毛布や食料品が必要になってきています」石川県は個人からの支援物資を受け入れない方針を示していて、新たなマッチングサイトは被災地を支援したい個人の気持ちにも応えることができそうです。