検査した人の名前を使い回し… 新型コロナの「検査数を水増し」 補助金約5400万円を不正受給 愛知県が業者に返還命令

新型コロナの検査数を水増し、補助金約5400万円を不正に受け取った業者に、愛知県が返還命令です。
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不正が確認されたのは、福岡市の広告宣伝会社「アイデンティティ」です。愛知県によりますとアイデンティティは、2022年3月から2023年5月までの間に、愛知県江南市で新型コロナの無料抗原検査所を運営していましたが、検査した人の名前を使い回し、検査を少なくとも200件水増ししたということです。
資料
これを受け、県は補助金の交付決定を取消し、1月30日付けで約5400万円の返還命令を出しました。無料検査の補助金交付で不正が確認されたのは、愛知県では初めてです。
愛知県の会見
県の聞き取りに対しアイデンティティは「業務を委託していて詳しいことは分からない」と話していますが、返還する意思を示しているというこです。