花粉情報 この先一気に気温上昇 九州~関東は大量飛散 東北南部も本格シーズン突入

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この先1週間は、各地で気温が一気に上昇し、季節先取りの暖かさに。九州~関東では花粉の「大量飛散」に要注意。東北南部も本格的な花粉シーズン突入へ。花粉症の方は、万全な対策が必要です。
東京都内でも「非常に多い」

東京都内でも、本格的な花粉シーズンとなっています。「東京都アレルギー情報navi.」によりますと、東京都心の最高気温が15℃前後まで上がった、2月18日(土)~2月20日(月)には100個/cm2以上の花粉が観測。東京都心でも100個/cm2を超える日がでてきました。「非常に多い」飛散とは、1平方センチメートルあたり花粉50個以上とされる日ですが、2倍以上の花粉を観測しています。
この先1週間は「大量飛散」に要注意 東北南部も本格シーズンへ
今週は一気に気温上昇、各地で季節先取りの暖かさとなりそうです。特に、28日(火)~3月1日(水)は、東京都心の最高気温は20℃近くまで上がり、4月中旬並みとなりそうです。スギ花粉のピークに入っている九州~関東では、「大量飛散」となるため、注意が必要です。福岡や静岡では連日「非常に多い」飛散となるでしょう。東京では2月28日(火)と3月1日(水)に、大阪も3月のスタートは「非常に多く」飛散する予想です。東北南部も「やや多く」飛ぶ日が多く、本格的に花粉シーズン突入となりそうです。今シーズンは関東甲信などで例年を上回る大量飛散となる予想で、万全な対策が必要です。

各地のピーク 例年より長い

スギ花粉飛散のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬、高松や広島、大阪、名古屋では3月上旬から中旬の予想です。金沢、東京、仙台では3月上旬から下旬となるでしょう。今年は大量飛散が見込まれるところが多いため、ピークの時期も長くなる可能性があるでしょう。スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉のピークが始まるところが多くなります。福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬の見込みです。大阪と名古屋では、4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。
花粉飛びやすい条件

花粉が多く飛ぶ条件(3K)は、快晴(Kaisei)、乾燥(Kansou)、強風(Kyoufu)の3つのKがそろったときといわれています。特に、雨上がりの晴れ、気温がグッと上がる日は注意が必要です。
帰宅時の花粉対策

花粉は、「吸わない・着けない・持ち込まない」事が大切です。外出から帰ってきたら、うがいや洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。また、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。