大多喜焼けた車に遺体 死亡男性はベトナム国籍か 焼損車両を別事件で追跡

大多喜町大田代の林道で焼けた車の中から男性の遺体が見つかった事件で、車がベトナム人が関係する県内で今月発生した別の事件の捜査で、千葉県警が追跡していた車両と同一とみられることが10日、捜査関係者への取材で分かった。男性はベトナム国籍の可能性がある。県警は死体遺棄事件として捜査し、男性の身元や死亡した経緯を調べている。
県警捜査1課によると、遺体は運転席以外から見つかった。9日に司法解剖が行われたが、遺体の損傷が激しく死因は判明しなかった。死後数日経過しているとみられ、車が燃える前に死亡していた可能性がある。
車は林道脇の斜面に正面から落ちて樹木に引っかかっており、ほぼ全焼していた。現場はいすみ鉄道上総中野駅から南西に約5キロの山間部の林道。7日午前、通行人が焼損した車を発見し、通報を受けて駆け付けた警察官が車内から20代~40代ぐらいの男性の遺体を見つけた。