戦時中はベンガル湾で戦っていた。
イギリスの慈善団体であるミッション・アビエーション・フェローシップ(MAF)は2024年2月6日、102歳のイギリス空軍退役軍人が、第二次世界大戦で運用されたイギリス空軍の戦闘機である「スピットファイア」に乗り空を飛んだと発表しました。
102歳のパイロット、再び空へ! かつて旧日本軍と戦闘も経験…の画像はこちら >>式典で飛ぶ「スピットファイア」(画像:イギリス空軍)。
今回飛行したのは、MAF創設者のひとりでもある元イギリス空軍飛行隊長のジャック・ヘミングス氏で、募金を呼びかけるために行ったそうです。102歳という年齢はスピットファイアを操縦したイギリス最高齢のパイロットになるといいます。
ただヘミングス氏、実は第二次大戦中はスピットファイアには乗ったことがなく、ロッキード「ハドソン」に乗りベンガル湾で日本軍と戦っていたそうです。そのときは主に哨戒任務を行っていたとのこと。
飛行はロンドンのビギン・ヒルの飛行場で、複座式のスピットファイアを使用し、副操縦士が同行する形で行われました。約20分間のフライトを終えたヘミングス氏は「本当に楽しかった」と感想を語りました。
なおMAFは、航空機を用いて、徒歩や車両などでの支援や援助が困難な地域に食料、医薬品の提供や、救援隊員、医師の派遣などを行っています。