耳鼻科医師による『絵本でまなべる、鼻の正しいかみ方』発売

武田耳鼻咽喉科院長の武田桃子氏は2月9日、初の絵本『鼻をかみましょう 絵本でまなべる、鼻の正しいかみ方』(1,595円)を、星野書房から発行した。

年間2万人を診察する武田医師によると、鼻水は放っておくと、鼻がつまって息が苦しくなり、集中力の低下や、咳、口呼吸でのどを痛めたりすることもあるという。鼻水が出た時に一番やってはいけないのは「鼻すすり」。せっかく鼻水がからめとった細菌やウイルスがのどに流れ、のどに炎症を起こすだけでなく、鼻をすすることで耳に影響が出ることもあるとのこと。

武田医師は、学校医として学校を訪れた際に、鼻をすすっている子どもや、鼻を正しくかめていない子どもたちが多いことに危機感を感じたという。同書では、鼻を正しくかむことの大切さを小さい子どもに知ってもらえるよう、絵本にしてわかりやすく解説している。

正しい鼻のかみ方とは、反対側の鼻をおさえて片方ずつかむことで、最後まで強くかみすぎず、やさしくかむことがポイント。鼻のかみ方をステップでまとめている。