2012年に開催されたロンドン五輪にて、競泳男子200メートルと400メートルで銀メダル、100メートルで銅メダルを獲得した、入江陵介選手。
2024年4月3日に記者会見を開き、現役引退を発表しました。
入江選手は会見で「本当に長く競技生活を送ることができて、心から幸せだったなと感じました。ここまでできたのは、たくさんの方々のサポートいただいて、自分自身の力では、ここまでできなかったので、改めて感謝したいなと思います」とコメントしています。
また、5大会連続でのオリンピック出場を果たせなかった、2024年パリオリンピックについてはこのような想いを語っています。
パリオリンピックという夢は叶えることができなかったんですけど、自分自身ここまでチャレンジすることができ、また個人的には、やはりパリの地で引退したかったなという気持ちは強かったんですけど、自分自身最後の引退レースを東京の地で、日本の地でたくさんの人の目の前で、最後泳ぎ切ることができたのは何より幸せな瞬間でした。
会見の途中、言葉を詰まらせるシーンもあり、いろいろな感情が込み上げてくる様子がうかがえました。
また、サプライズで五輪2大会連続2冠の北島康介さんが登場。「日本をけん引してくれた心強い後輩」と入江選手とたたえています。
入江選手の引退表明をリアルタイムで見届けた人からは、こんな声が届きました。
・入江選手、これまで感動をありがとうございました。
・パリオリンピックに届かなかったのは残念ですが、長い間本当にお疲れ様でした。
・長い間、競泳日本代表を担ってきた偉大な選手です。ありがとう!
今後は、所属先のイトマン東進に残り、後進の育成や大学院への進学も検討しているとのこと。
これからもさまざまな場面で活躍し、日本の水泳界を支えてくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]