ローソンでの買い物代行 専用サイトには商品が約100種類 沖縄県内コンビニ初

荷主と個人配送業者を仲介するサービスなどを提供する物流ベンチャーのCBcloud(CBクラウド・東京、松本隆一社長)は1日から、ローソン沖縄(浦添市、中西淳社長)と共同で、買い物代行サービス事業を展開する。県内コンビニでの同サービス導入は初。専用サイトから注文すると、CBクラウドの配送プラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」に登録する軽貨物の配送ドライバーがローソン店舗で買い物し、希望場所まで最短30分で届ける。多様化する消費者のニーズに応え、利便性向上を図る。(政経部・川野百合子)
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昨年9月から東京都や千葉県、埼玉県内の33店舗で展開。20~30代の若い世代を中心に幅広い年齢層に利用され、冷凍品や2リットルペットボトルなど重い食料品も注文でき、好評という。

他のデリバリーサービスとは異なり、店側が商品をピックアップし準備する必要がないため、店側の負担が軽減される。プロの軽貨物の配達ドライバーが配達を担うため、天候に左右されず、配送品質を担保して素早く届けられる。
「PickGo」に登録している配送ドライバーは全国に4万人以上おり、県内では数百人いるという。認知を広げ、配送ドライバーに定常的に仕事を創出することで、登録ドライバーの増加や利用可能店舗の拡大などにつなげたい考え。
松本社長は「ドライバーの収入増加や地域の活性化にもつなげていきたい」とする。中西社長は「お客さまのニーズに合わせて品ぞろえを充実させていきながら、ドライバーとのマッチングを進め、エリアも拡大していきたい」と話した。