繁殖期を迎えたカラスの巣作りが盛んになっています。巣が電柱に作られることで引き起こされるのが停電被害です。4月18日、東北電力が被害を防ぐための巣の撤去作業を公開しました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「これが実際に撤去されたカラスの巣。木の枝などでできていますが、中にはハンガーのワイヤーなど金属類も混ざっていて、これが停電の原因になります」
電気を通す金属類が電線に触れることで引き起こされる停電。東北電力はその被害を防ぐため行っているカラスの巣の撤去作業を公開しました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「作業員2人がスティック状の器具を使い、慎重にカラスの巣を崩していきます」
県内では去年1年間で約6000個の巣がこうして撤去されています。
【東北電力ネットワーク 藤嶋和弘 副長】
「(撤去しても)違う柱に移動したり、イタチごっこのような形でカラスと戦っている」
カラスが巣を作りやすいのは、見晴らしの良い場所のほか…
【長谷川珠子アナウンサー】
「住宅が密集した地域にはこうした上部に変圧器がついた電柱が多くあります。カラスは変圧器の隙間に巣を作ることが多いといいます」
巣を見つけた際は早めの対処が必要になるため、東北電力は協力を呼びかけます。
【東北電力ネットワーク 藤嶋和弘 副長】
「電柱の上にある営巣を発見しましたら、東北電力ネットワークホームページやコールセンターに情報をお願いします」