帝国データバンクによりますと、2月の東海3県の企業倒産件数は60件で、2022年の2月に比べて倍増し、2カ月続けて2022年を上回りました。
業種別では「小売」が14件と最も多く、そのうち13件が「飲食店」に集中していました。
また、従業員10人未満の企業が全体の9割を占めていて、コロナ禍での各種補助金制度が終了する中、原材料価格高騰などの影響を受け、中小零細企業の資金繰りが厳しさを増していることが鮮明になっています。
帝国データバンクは今後について、「コロナ融資の返済本格化が迫る中、緩やかながらも倒産は増加傾向をたどっていく可能性が高い」としています。