「ロシアから自国の空を守る大きな力」NATOがウクライナ人パイロットの訓練動画を公開 F-16操縦した印象は!?

今夏にはウクライナに納入予定。
北大西洋条約機構(NATO)は2024年5月1日、公式YouTubeチャンネルでデンマークの空軍基地で行われているウクライナ人のF-16戦闘機パイロットの訓練の動画を公開しました。
「ロシアから自国の空を守る大きな力」NATOがウクライナ人パ…の画像はこちら >>訓練中のF-16とウクライナ人パイロット(画像:NATO)。
これまでもデンマークやイギリスの基地でのウクライナ人パイロットの訓練風景の写真や動画がアップされることはありましたが、今回はパイロットのインタビューやウクライナ人技術スタッフと思われる人たちの機体整備の様子なども公開されています。
インタビューで答えた「ムーンフィッシュ」のコールサインを持つウクライナ人パイロットは「以前に乗っていたMiG(ミグ)の反応が悪いという訳ではないですが、F-16の方が間違いなく機敏です。なにか思い立った瞬間には簡単に動き、旋回してくれる」と同機の性能について評価しました。
F-16の第一陣は今年の夏にも供与される予定です。納入に際し、ウクライナ国内では、同機を空爆から守るための地下シェルターなどの設置も検討されているようです。
なお、NATOは「F-16は先進的な多目的戦闘機であり、ウクライナの老朽化したMiG-29『フルクラム』とSu-27『フランカー』の後継機となる。迅速で機動性が高く、幅広い兵器を搭載できるF-16は、ロシアの侵略戦争から自国の空域と領土を守り続けるウクライナの能力を大幅に強化するだろう」と動画のコメントで述べています