中瀬ゆかりさん、八坂神社での外国人観光客と日本人女性のトラブルに「『あっ、すみません。気を付けます』で済んだ話が…」

新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかりさんが30日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)に生出演。京都の観光名所・八坂神社で起こった外国人観光客と日本人女性のトラブルについて、私見を述べた。
この日の番組では、今月、外国人観光客が国宝の神社本殿の鈴の緒を棚にたたきつけながら参拝。現場にいた日本人女性が大事に扱うよう注意したところ、観光客を率いていたガイドと見られる外国人男性が日本人女性に対し、逆ギレしたという。女性がこのやり取りを撮影した動画をX(旧ツイッター)に投稿したところ、あっという間に拡散し、ネット上では外国人ガイドを特定する動きが広がった。一方で外国人の妻が動画を拡散した女性に対し反論し、法的手段に出るとした。八坂神社も今回の件を受け、参拝者の安全を考慮。午後5時頃から翌朝6時頃まで、鈴を鳴らしてのお参りを中止したというトラブルを報じた記事を取り上げた。
この件について中瀬さんは「どういう風に注意したかってところが分からないんですけど、お互い、相当、激高してやり取りしている感じは見えて…。もちろん、国宝の鈴をバシャバシャやっていたというのは、立場を変えてみれば、その土地の習わしがある中でそれを汚すような行為は、どの国でも怒られるし、やっていはいけないことの一つだと思うんですよ」と、まずコメント。
その上で「そういうのを注意するのは当然、誰かがすべきだと思うし、正しい行為だと思うんだけど、言い方と対応の仕方によっては、『あっ、すみません。気を付けます』で済んだ話がここまででかくなったのって、一つはこのやり取りでのガイドさんの暴言もあるけど、それをXとかにそのまま投稿したわけじゃないですか? 顔とかもそのまま出ていると、どこの誰かを特定しようという動きにもなるだろうし…」と続けると「最近、腹が立つシーンって、いっぱいありますよ。日常で口のきき方でひどいことを言われたとか。昔はせいぜい文字で、ひどいことを言われたとか書く程度だったのが、最近は動画をすぐ上げて、顔とかもそのまま出すと、その先のハレーションとかも、むちゃくちゃ大きくなるんですけど。(今回の女性は)あまり、その先を考えずに怒りで正しいことやったって感じでやったんでしょうけど、そのスパンがすごく短くて、怒って、すぐ上げて、すぐ拡散してっていうね。1日寝たりしたら、すごく腹立って動画も撮ったけど、これは投稿せず(にしておこう)にとか、顔とかは隠してこういうこととかになるんだけど。あまり怒りが過ぎると、アンガーマネージメントができないと、すぐ(投稿に)行っちゃうっていう…」と持論を展開。
最後は「もう少し、みんな冷静に考えてほしいなって思います。このやり取りもそうだし、その次のステージもって」と結論づけていた。