旅客機の部品で最もBIG? 乗客が入れない「秘密の部屋」完成までの様子とは 設置の様子はまるで「ツリーハウス」

作業すごく難しそう…。
長距離を飛ぶ旅客機には、客室とは別の場所に、乗員が休息をとるために設けられた「クルーレスト」という部屋があるケースがあります。この区画は少なくとも日本では、乗員や航空会社のスタッフ以外が立ち入ることはほとんど許されていません。この設備はどのように設置されているのでしょうか。
旅客機の部品で最もBIG? 乗客が入れない「秘密の部屋」完成…の画像はこちら >>ANAのボーイング787(乗りものニュース編集部撮影)。
アメリカの航空機メーカー、ボーイングが、同社の主力旅客機のひとつである「787」における、クルーレスト設置の様子を紹介しています。787のクルーレストは客室の上部に位置。乗務員5名を収容可能なスペースやパイロット用のスペースが配置されているとのことです。
実は担当者によると、「クルーレスト」の組み立てで使用される部品は、787の組み立て部品のなかでも最大クラスの大きさを持つそうです。同氏は動画内でその設置作業を「ツリーハウスを建てるようなものだ」と紹介しているほか、「一緒に飛行機を飛ばす仲間(乗員)のためにも高い品質の組み立て作業を実施している」としています。