【速報】第一海堡にボート乗り上げ、3人負傷 船長「居眠りをしてしまった」 富津沖

6日午前3時半ごろ、富津市沖の第一海堡に男性3人が乗ったプレジャーボートが乗り上げた。船長で会社役員の男性(66)=東京都中央区=は頭や肩を強く打ち重傷、東金市の男性(60)が頸椎(けいつい)骨折でヘリコプターで病院に搬送されたほか、東京都葛飾区の男性(64)も後頭部打撲などのけがを負った。
木更津海上保安署によると、同日午前3時50分ごろに乗船者から「第一海堡に乗り上げて航行不能、乗船者3人全員がけがをして、船長は頭から血を流している。救助願う」と118番通報があり、同署の巡視艇と富津漁協の救助艇2隻が現場に急行し救助した。事故原因について船長は「居眠りをしてしまった」と話している。詳しい状況を同署が調べている。
船は長さ7・23メートル、重さ4・6トンのプレジャーモーターボート。同日午前2時20分ごろ東京都中央区を出発して、館山市洲崎沖で釣りをする予定だった。
事故当時、富津沖は南東の風2メートルでうねりなどはなく、視界良好だった。