2022年、愛知県扶桑町などで妻と小学生の子ども2人を殺害した罪に問われている男に対し、懲役30年の判決が言い渡されました。
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判決などによりますと電気通信工事業、田中大介被告は2022年8月、当時住んでいた愛知県扶桑町の自宅で妻の智子さん（当時42）の首を絞めて殺害した後、愛知県犬山市内に止めた車の中で長女の千結さん（当時9）と長男の十楽くん（当時6）の首を絞めるなどして殺害した罪に問われています。
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これまでの裁判で検察側は、口論の末に殺害した衝動的な犯行などとして懲役30年を求刑し、弁護側は心神耗弱状態だったとして懲役25年が相当と主張していました。
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9日の裁判で、名古屋地方裁判所の久禮博一裁判長は、田中被告の責任能力を認めた上で「感情の高ぶりによる短絡的で身勝手な犯行であり、子どもらに対しても死ぬことを選ばせる痛みや恐怖は想像を絶する」などとして、田中被告に懲役30年を言い渡しました。