飲み放題1時間3300円…新宿・歌舞伎町の人気コンカフェが摘発されたキッカケ

28歳のキャスト兼経営者の女は、17歳の少女を含む女性キャストに接待をさせるなどして、3年間で1億2000万円を売り上げていた。
無許可で接待営業をさせたとして、東京・新宿区歌舞伎町のコンセプトカフェ「Caf&Bar Neon」を経営する森志織容疑者が17日、風営法違反の疑いで警視庁少年育成課などに逮捕された。
Neonは「歌舞伎町唯一のアメリカンダイナー」を売りにして、2021年7月にオープン。インフルエンサーである森容疑者自らも「みゅうちゃん」を名乗り、客の相手をしていた。
「キャストたちはオリジナルのかわいいメイド服を着ていて、かなりの粒ぞろいです。皆、礼儀正しく必ず挨拶に来てくれます。みゅうちゃんも、もともとコンカフェで働いていたそうです。時間ごとにチャージ1100円で飲み放題3300円。5万円のオリジナルシャンパンや、28万円するワインもあります。高価なシャンパンをオーダーすると、ゲストのアイドルと一緒にプリクラの撮影ができたり、チェキやブロマイドが付く特典もある。夏フェスや屋台イベントなどを開催し、キャストが浴衣姿で流しそうめんやスイカ割りをして客を喜ばせていた」(歌舞伎町関係者)
摘発のきっかけは、警視庁への「歌舞伎町のコンカフェで子どもを働かせているのではないか」という情報提供。当局が調べを進めていた。実際、17歳の少女がキャストとして勤務していたため、風営法に基づき補導した。
「警視庁が今年6月、立ち入り調査を実施した際、キャストが客と同席するなど、接待行為をしていることが発覚。行政指導をしたが、改善しなかったことから、強制捜査に踏み切り、経営者を現行犯逮捕した」(捜査事情通)
調べに対し、森容疑者は「納得できない」と容疑を否認しているというが、店を続けるためにはルールに従うしかない。