【緊急調査】「あなたはマスクを外しますか? 」。20~40代女性の回答は驚きの結果に!!

to esellaはこのほど、「ノーマスク」について女性200名にアンケートを実施した。

いよいよコロナ禍でのマスク着用のガイドラインが変わった。マスク着用が個人の判断に委ねられながらも、若い女性から聞こえてくるのは「マスクを外したくない」という声ばかりだ。

そこで今回、20~40代の女性を対象に「ノーマスク」についてのインターネット調査を実施した。調査期間は2023年2月24日~3月1日で、有効回答数は女性300名(20代、30代、40代、各100名)。調査機関はLancers。

コロナ禍でのマスクの着用について、政府(厚生労働省)は「2023年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」とした。

その見解が明確になってきた2月頃「マスクが当たり前だった日常生活がかわる!」と、さまざまな不安や期待で世間はどよめいた。

そこで、20~40代の女性に「3月13日からの“マスクの着用は個人の判断に委ねる”という政府判断、あなたは賛成ですか?」と聞いたところ、各世代とも「どちらかというと賛成」も含めると、70%前後が「賛成」と答えた。

いつまでたっても完全な終息の見えない新型コロナウイルス。いろいろ不安はありながらも、社会経済や日常生活のことを考えると、政府の判断は妥当であると多くの女性は考えているようだ。

政府判断におよそ4分の3が理解を示しながらも、“個人判断”という言葉は自由で簡単のようで、悩ましいものでもある。

3月13日を前に公共交通機関や商業施設、レジャー施設のほとんどが政府と同じく「個人の判断」と足並みを揃えて発表し、マスク着用は個人の自由というのが一層現実的になった。だが、実際に3月13日を過ぎた今日もほとんどの人が“周りの様子伺い”の状態だ。

アンケートで「3月13日からのマスク着用についてどのように考えていますか?」と質問したところ、各世代で最も多かった回答は「必要に応じて着用する」だった。

続いて多かったのは「今までと変わらず無条件で着用する」39%。なかなかすぐに“脱マスク”とはいかないよう。それは次に多かった14%の「周りの人たちの対処を見ながら考える」という回答からもわかる。

「状況に関係なくマスクは着用しない」という“積極的にマスクをはずす派”はわずか3%だった。

マスクは「個人の判断」となりながらも、積極的にはマスクを外そうとしない女性たち。3月13日以降もなんらかマスクを着用すると答えた人に、「3月13日以降もマスクを着用しようと思うのはなぜですか?」(※複数回答可)と尋ねた。

最も多かった回答は「新型コロナウイルス対策」の190人。完全に終息したわけではないので、まだまだ不安に思う人は多い。

続いて「顔を見せたくない」が131人。「なぜ顔を見せたくないのですか?」という記述式の質問では各世代「メイクが面倒」という回答がいちばん多く、「マスクを着けている時と外した時のギャップがあると思われると嫌」や「自分の顔にコンプレックスがある」「肌悩みがあるから」などの回答もあった。

一方「その他のウイルス性疾患対策」が127人とインフルエンザを気にする人もまだ多く、以下「つけていないことを嫌な目で見られたくない」89人、「習慣になっているから」87人、「身近に高齢者や健康に不安のある人がいる」62人という結果に。

「その他」は、ほとんどが花粉症対策だった。

長引いたマスク生活。女性たちはマスクを着用している今だからこそできることに積極的に取り組んできた。

「過度なメイクはしない」「基礎化粧品を変えた」など日頃のスキンケアの見直しを中心に、アンケートでは20代女性のうち80%、30代女性の84%、40代女性の74%が実際に行動にうつしていた。

20代女性では「親知らずを抜いた」「シミ取り」「マウスピース歯科矯正」「にきび跡にダーマペン」「顔脱毛」「リフトアップ」「肌の美容施術」「プチ整形」など。

30代女性では「シミ取りレーザー治療」「顔のイボ治療」「ダーマペン」「歯のホワイトニング」などの美容系治療や施術のほか、「移動時間などで表情筋のストレッチ」「ほうれい線予防のストレッチ」なども。

40代女性では「歯列矯正」「ほくろ除去」「歯を白くする治療に行っている」「シミ取りのレーザー治療」「マスクの下で舌を回して筋トレ」など。

マスクで矯正器具が見えないことや、シミ取りや美容施術後のダウンタイム(施術後の赤みや腫れなどが回復するまでの期間)がかかるものでも他の人に見られずに済むので、「今だから」「今のうちに」と、マスク着用の期間を“チャンス”ととらえた女性も多いようだ。

いつかはきっと来る、マスクを外す日。そう遠くないノーマスクの日のために、マスクを着用し始めた頃からしっかり対策をしている女性もいる。

最も多かったのが「メイクが不要な分、スキンケアを丁寧にしている」という声。「マスクで荒れがちなので」というマイナスを補うケアはもちろん、今のうちに念入りにスキンケアをして、マスクを外す時はより一層美しい肌でいたいという将来を見据えての対策だ。

そして意外と多かったのが、マスク着用での“顔の筋肉のゆるみ対策”。マスクをしていると表情が乏しくなるのは誰もが自覚していて、年代に関わらず、顔が垂れないように、シワが増えないようにと、顔のストレッチや顔痩せトレーニング、小顔マッサージ、むくみ対策など、さまざまな対策をしていた。

コロナ前までは気にしていなかったことも、一度周りに見せなくなったことで、再び公開することを前に「歯並びが気になり始めて矯正を考えている」「今のうちに似合うメイクを研究している」「スキンケアを見直している」と、改めてコンプレックスを感じるようになった女性も少なくない。

3年程と長引いたコロナ禍のマスク生活。女性にとってマスクを外すことは、“元に戻る”という単純なことではなさそうだ。

“個人判断”となると、なかなか足並みもそろわない脱マスク。マスクをしなくなるタイミングについて、20代~40代女性の本音はどうなのだろう。

「あなたがマスクを外すのは、いつですか?」と質問したところ、最も多かったのは「まだ分からない」の45%。「当分着用し続ける」20%、「コロナが終息した時」17%、「その他」11%、「特効薬ができてから」7%と続いた。

「その他」では「花粉の季節が終わったら」という声が多く、ほか「顔のコンプレックスがなくなってから(20代女性)」「周りの人次第(40代女性)」「インフルエンザの季節が終わってから(20代女性)」「田舎なのでまだ外しづらい(30代女性)」などの回答があった。