手軽に食べ物を温めることができる電子レンジ。今やなくてはならないキッチン家電の一つでしょう。
電子レンジで加熱したものを食べた時、一部分がまだ冷たいなどの加熱ムラが気になったことはありませんか。
加熱ムラがなく、全体をうまく温めるためのコツを、東芝ライフスタイルの公式サイトが教えてくれます。
レンジの加熱ムラが気になった時、まずは電子レンジ内がきれいであるかを確認してみましょう。
東芝ライフスタイルの公式サイトでは、レンジ庫内環境の意外な盲点と、状態に応じての対処方法を紹介しています。
庫内に食品・調味料・油などの汚れ、水滴が付いている場合は拭き取ってください。
汚れや水滴があると、そこに電波が集中して食品がうまくあたたまらないことがあります。
東芝ライフスタイル ーより引用
庫内に汚れや水滴が付いている場合は放置せず、こまめに拭き取るようにしましょう。
温めたいものは、庫内の中央に置くこともポイントです。
赤外線センサーを使用する自動温めは、位置がずれると食品の温度を正しく検知できないため、置く場所には気を付けましょう。
そのほか、食品の種類や厚み、量などにより加熱ムラが生じてしまうことがあります。それぞれの対処法をみていきましょう。
加熱の途中で混ぜる、並べ替える、上下を返すなどの方法を試してみましょう。
さらに温度を均一にするためには、加熱後も混ぜるとよいそうです。
1000wなどの高出力を使うと、加熱ムラが生じやすくなります。時間は長くなりますが、500w~600wでの加熱がおすすめだそうです。
食品を温める時はそのまま庫内に置かず、耐熱性の皿や容器にのせて温めるようにしましょう。
レンジ加熱で調理をする時は、材料の大きさをそろえるようにすると加熱ムラが防げるそうです。
しっとりしてもよい場合は『ラップをかけて加熱』がおすすめです。ラップをかけることで、水蒸気による蒸らし効果が期待できます。
ラップのかけ方は、水蒸気を逃すための隙間をあけてふんわりとラップをかけます。
ラップでぴっちりと密閉すると内圧が高まり、破裂の衝撃で庫内が破損する危険があります。
ケガややけどの原因にもなるため、ラップは密閉しないように気を付けましょう。
また、センサーで検知する『自動あたため』の場合、ラップはかけないほうがよいのだそうです。
一部例外もあるため、お持ちの電子レンジの取扱説明書の記載事項をしっかりと守るようにしてください。
レンジ庫内の汚れやラップのかけ方など、さまざまな工夫で加熱ムラを防げることが分かりました。電子レンジの特性を知り、上手に使っていきましょう。
[文・構成/grape編集部]