盤石投手陣が強力打線迎え撃つ 木更津総合、神村学園と初戦 第106回全国高校野球 抽選会

青山茂雄部長から預かった験担ぎの5円玉を左手に握りしめ抽選会に臨んだ木更津総合の川上泰輝主将。22番目、千葉大会などと同様に左手でくじを引き神村学園との対戦が決まった。昨夏に4強入りした難敵。それでも「強い相手の方が気持ちが入ると言う選手もいる。プラスに捉えたい」とひるまなかった。
強力打線をいかに封じるかが初戦突破の鍵となりそう。今春の選抜大会で本塁打を放った正林輝大を主砲に据える打線はチーム打率4割超え。8―0と寄せ付けなかった決勝を筆頭に全試合で8点以上を挙げた。前チームから10人が残り、今春の選抜大会にも出場。豊富な経験値を誇る。
木更津総合はエース千葉雄斗ら7戦5失点の盤石投手陣で迎え撃つ。川上主将は「自分たちは守備のチーム。投手陣が頑張って抑えて、先制点を取って優位に進められれば」と意気込んだ。五島卓道監督が掲げる守り勝つ野球を体現したい。
6年ぶりに夏の千葉大会を制したチームは昇り調子だ。「相手チームを観察して、戦い方を考えて臨みたい」と主将。最善の準備を整えて決戦に挑む。