「マッチングアプリ婚」であることを公表している人の割合は?

Omiaiは3月15日、「マッチングアプリ婚」に関する調査結果を発表した。調査は1月16日~23日、マッチングアプリをきっかけとして結婚した20~39歳の男女419名を対象に、インターネットで行われた。

「マッチングアプリを始めたときに、結婚を意識していましたか?」と聞いたところ、男性75.9%、女性76.8%が「意識していた/やや結婚を意識していた」と回答。

出会ってから入籍までの期間を聞くと、「1年以上2年未満」(34.6%)や「6か月以上1年未満」(23.4%)が多く、全体の41.5%が「1年以内」にゴールインしていることが明らかに。早い人では、「3か月未満」(6.9%)や「3か月以上6か月未満」(11.2%)などのスピード婚も2割弱見受けられた。

続いて、「いつ結婚式を挙げたか」を聞いたところ、マッチングアプリ婚による結婚式の件数は、2017年以降右肩上がりに。

また、結婚式で「出会いがマッチングアプリであることを紹介した」という人の割合も増加傾向にあり、2017年では9.1%だったが、2022年は38.4%までに上昇。さらに、友人や知人に馴れ初めを聞かれた場合には、41.5%が「聞かれれば普通に答えている」と回答。親に対しては、51.8%が「伝えた」としており、それに対する親の反応は、「喜んでくれている/当初心配していたが、喜んでくれている」が79.3%を占めた。

一方で、知人・友人に対しては58.4%が「答えない」ことがあり、親に対しては45.6%が「伝えていない」とのこと。出会いの手段として一般的な認知が高まっているものの、まだ「言いにくい」風潮も残っている様子がうかがえた。

次に、親世代にあたる40~59歳の男女400名に対して調査を行った。まず、「マッチングアプリをどのように思いますか?」と質問したところ、「良くない/あまり良くない」(子供あり21.4%、子供なし19.0%)という否定派よりも、「良い/やや良い」(同38.6%、30.0%)という肯定派の方が多い結果に。

また、マッチングアプリを出会いのきっかけとして交際・結婚することについてどう思うかを聞くと、実に7割近くが「良い/やや良い」(交際68.5%、結婚69.0%)と回答。いまだ「言いにくさ」が残る風潮が見られたものの、親世代の本音を調査してみると否定的な印象は少ないよう。

実際に、子どもがマッチングアプリ婚をした人からは、「笑顔が素敵なお嫁さんに出会えて、本当に良かった」「価値観が合う人と出会えるのがマッチングアプリ」「堅実で前向き。自分で探しに行くんだから偉いと思います」といった声が聞かれた。