明治安田J1リーグ・アルビレックス新潟は12日、ホームで京都サンガFCと対戦し、最後まで2点のリードを守りきりJ1残留へ負けられない戦いを制しました。
終了間際に追いつかれ、勝ち点を分け合った試合から中4日で迎えた12日のビッグスワンには今季2番目に多い2万7000人あまりが来場しました。
さらに、日本代表の森保監督も視察に訪れる中、対戦したのは直近でリーグ戦6試合負けなしと好調を維持する京都。
試合はその京都のハイプレスを前にアルビらしい攻撃を発揮することができません。
それでも集まったサポーターに勝利を届けようと前半21分にダニーロが相手のバックパスを懸命に追うと相手キーパーからファールをもらいPKを獲得。蹴るのは小野。
冷静にゴール右上に決めて先制します。
その後も試合は京都ペースで進みますが、選手たちの体を張った守備で相手に得点を許しません。
【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「組織的なエラーを犯したとしても個人としてしっかり抑えることができれば問題ないかもしれないし、個人のエラーを全員でカバーする両方をしっかり合わせていく」
1-0で試合を折り返すと、後半は一転して新潟のペースに。ただチャンスを立て続けに作ったもののこれをいかすことができません。
リズムを変えようと松橋監督は後半22分に前線の選手である谷口、鈴木、松田を投入。するとこの采配がズバリ的中します。
鈴木のスルーパスから右サイドの松田がダイレクトでクロスをあげると最後はファーサイドの谷口!途中交代の3人の連携で貴重な追加点をあげます。
【アルビレックス新潟 谷口海斗選手】
「(松田)詠太郎にはファーで待ってるからっていうことは伝えていたので、その話したとおり出してくれたのでよかったです」
ここ最近の課題となっていた試合終盤での失点も選手全員で0に抑え、最後まで2点のリードを守りきったアルビ。
リーグ戦としては約3か月ぶりのホーム戦勝利をあげ集まったサポーターとともに喜びを分かち合いました。
【アルビレックス新潟 小野裕二選手】
「ここまでサポーターの方々も含めてみんなで作り上げてきたものが、きょう結果になってよかったと思うので、これをしっかり続けていけるようにしたいなと思います」
次節は8月17日にアウェーで福岡と対戦します。