ロールス・ロイスのSUV「カリナン」が新型に! 若いオーナーの獲得に貢献?

ロールス・ロイスがSUV「カリナン」の新型モデルを日本で初公開した。「カリナン・シリーズⅡ」の価格は4,645万4,040円からとのことだが、購入者は「ビスポーク」といっていろいろなカスタムを施すのが普通なので、実際の価格がどのくらいになるのかは見当もつかない。

ロールス・ロイス顧客の若返りに貢献?

カリナンはロールス・ロイスの新規顧客獲得に貢献したモデルだ。同社によれば、2010年には56歳だった顧客の平均年齢は現在、43歳まで下がっているとのこと。カリナンが(比較的)若いユーザーを獲得したことが、顧客層の若返りにつながったらしい。同社のラインアップの中で「最も需要の高いモデル」が、このカリナンなのだという。

カリナン・シリーズⅡのボディサイズは全長5,355mm、全幅2,000mm、全高1,835mm、ホイールベースは3,295mm。排気量6,750ccのV型12気筒エンジンを搭載していて、動力性能は最高出力(馬力)571PS、最大トルク850Nmを発揮する。

若いユーザーを魅了できた理由は?

カリナンが若い顧客に受けた理由は何なのか。発表会で話を聞いたロールス・ロイス・モーター・カーズ プロダクト・マネージャーのアイヴァン・カンさんは「あくまで個人的な意見ですが、若いお客様の大部分はカリナンの『フレキシビリティー』を愛してくださっているように思います」とした。ドライバーズカーとしても楽しめるし、広いスペースを使って「プラクティカル」に使うこともできるという柔軟なキャラクターが、若い顧客に受けているのではないかという分析だ。

カリナンはロールス・ロイス初のSUVということもあり、登場時には砂漠やジャングルを走るシーンがプロモーションに使用されていたが、カンさんによると「実際のお客様は、そういう場所をほとんど走っていないようです(笑)」とのことだった。