例年、台風が発生すると、日本各地でライフラインの寸断が発生します。
停電が起きた場合、家電の稼働が停止するため、不便を強いられるでしょう。
復旧までの間に、冷蔵庫内の温度が上昇すると食品が傷むため、何かしら対策をしたいものです。
はらぺこ(@harapeco_app)さんは、よく台風の通り道となる沖縄県在住。
2024年8月22日に発生した台風10号『サンサン』が日本を縦断することから、3日間の停電に耐えた経験をもとに、ある呼びかけを行いました。
はらぺこさんによると、二重にしたポリ袋などに水を入れ、巨大氷を作っておくと、停電しても冷凍庫の低温を保てて助かったそうです。
凍るまでに1~2日ほどかかるため、まだ被害に遭っていない地域に向けて「今すぐ作って…!」 と発信しています。
冷凍庫が満杯の場合、隙間を埋めるサイズと形で氷を作ってもよいでしょう。
解凍したら飲み水にも使えるため、断水時にも役立ちます。
なお、水は凍ると体積が大きくなるため、ポリ袋の容量ギリギリで作ると、破れる可能性も。余裕をもって水を入れてください。
また、時間がない時は、製氷器(製氷皿)で作った小さな氷を、袋に一緒に入れると早く凍るそうです。
はらぺこさんの知恵はネットでまたたく間に拡散され、感謝の声が上がりました。
・災害経験者の知恵、学びが多いです!ありがとうございます!
・あちこちが被害に遭っているので、マネしようかな。
・まだ間に合う。我が家でも、巨大氷を作ります!
・補足を読まないで作ったら、冷凍庫が水浸しになったから要注意。みんなしっかりやろう!
停電だけでなく、断水の備えとして、風呂や空いているペットボトルに水を貯めておくことも大切でしょう。
はらぺこさんは「トイレが流れないのはしんどいです」ともつづっています。
同月30日現在、各地で停電や河川の氾濫などの被害が発生。台風10号は進みが遅く、影響が長引く可能性があるため、用心したいですね。
[文・構成/grape編集部]