さまざまな料理を見ていると、食事をおいしく感じさせるには、視覚的な効果も重要であると分かります。
きっと私たちは無意識のうちに、味だけでなく、見栄えも踏まえた上で味を感じているのでしょう。だからこそ、盛り付けや食器にこだわる人が多いといえます。
しかし、全員が見栄えを重視するわけではありません。中には「とにかく腹に入ればいいのだ」と考える人も一定数存在するのです。
Xで自作の弁当を公開したのは、プリンセスゴリラ(@_princessGORIRA)さん。
店で購入することが多いものの、日によっては、自作の弁当を会社に持って行く場合もあるといいます。
ある日投稿者さんは、作った弁当を持参し、昼食の時間を過ごしていました。すると、歳の離れた男性たちから、このようなひと言を投げかけられたそうです。
「きみ、生ゴミでも食べてるの?」
自作の料理に対してこんな言葉をかけられたら、きっと誰もが憤りを感じてしまうでしょう。
ですが、投稿者さんはまったく気にしませんでした。なぜならば、「おおむね正しい」と納得しかけてしまったのですから…!
投稿者さんが持ち込んだ自作の弁当は、『ジップロック』などのフリーザーバッグに直接入れたもの!
話をうかがったところ、1枚目はローズマリー風味の鶏ハムと、ゆでたもやし、卵を麺つゆで味付けしたものなのだとか。また2枚目は白菜と豚肉を煮て、麺つゆで味付けしたもの、3枚目はココナッツクリームとバナナとクッキーを重ねたものとのことです。
「腹に入ればいい」という食に対する価値観と、「洗い物を減らしたい」という強い思いから、こういった合理的な弁当を作るようになったという、投稿者さん。
なお、栄養バランスや味はバッチリで、見た目だけを徹底的に無視した弁当になっているそうです。
年配男性たちのひと言に納得できてしまう…かもしれない弁当と、その合理性に、ネットからはさまざまな声が上がっています!
・ごめん。男性に対して「酷い!」と思ったけど、これは仕方がないわ…。
・声を出して笑った。栄養面がバッチリなのが、また面白い。
・なんだか元気が出てきた。そうか、料理って食べられるならなんでもいいんだ!
投稿者さんは料理が苦手な人らに向けて、「私の弁当を見て元気を出してほしい」と元気付けるひと言を添えています。
同様に「腹に入ればいい」という価値観の人は、見栄えについては割り切って、自身が満足できる料理を作ってみてもいいかもしれませんよ!
[文・構成/grape編集部]