新潟市中央卸売市場の食堂が提供しているのは採算を度外視した『マグロ丼』。早朝から競り人などに人気の食堂を取材しました。
新鮮な野菜や魚介が集まる、新潟市中央卸売市場。
この中にある食堂で、早朝から働く競り人たちに愛されているというのが、どんぶりに盛られたごはんの上に、すき間なく赤身や中トロがのった『マグロ丼』です。
【水産食堂 本間栄 店長】
「その日のいいもの、養殖のものを使ったり、天然のものを使ったりする。(日によって)赤身・中トロ・大トロ、とりあえず入れるようにしている」
その人気は上々のようで…
【食べたことがある人】
「すごく鮮度がよくて、すごく味がいい。ほかでは、食べられないんじゃないかなと思う。この値段では」
【食べたことがある人】
「私もこちらに勤めて9年くらいになるので、(何回食べたか)数え切れない」
多いときには一日60人以上が注文するという大人気のマグロ丼。実際に頂いてみると…
【記者リポート】
「脂がのっていて、とてもおいしいです。口の中でとろけていきます」
気になる値段は1450円。一見、高いようにも感じますが、多くの人にマグロを堪能してほしいという思いから、値段設定はギリギリまで安くしているといいます。
【水産食堂 本間栄 店長】
「皆様にいっぱい食べていただきたくて、ちょっと値段を抑えめにしている」
Q.利益率は?
【水産食堂 本間栄 店長】
「損しないくらいに頑張っている」
そのため、マグロ丼が提供されるのは土曜日のみ。市場にある食堂のため、マグロの輸送にあまり経費がかからず、仕入れ価格が抑えられていることも、この値段を実現できる理由の一つだと言います。
【水産食堂 本間栄 店長】
「サービスして出している。いいところのマグロ使っているので、満足すると思います。よろしくお願いします」
競り人たちのてっぱんグルメ。ぜひ、味わってみてはいかがでしょうか。