村上市の冬の風物詩…児童が“塩引き鮭づくり”に挑戦!食への感謝と伝統の大切さ学ぶ「これからもサケを大事にしたい」

秋が深まる中、新潟県村上市では冬の特産品の準備が早くも始まっています。11月8日、村上市の小学校では児童たちが塩引き鮭づくりに挑戦!食への感謝や伝統文化の大切さを学びました。

大きなサケに仲間と協力しながら包丁を入れていく児童たち。

真剣な表情で取り組んでいたのは、家の軒先につるされる光景が村上の冬の風物詩となっている塩引き鮭づくりです。

これは児童に地域の伝統を学んでもらおうと、村上市観光協会が毎年実施しているもので、8日は村上小学校の4年生が挑戦しました。

ボランティアのサポートを受けながら、包丁を使ってサケのぬめりや内臓を取り、下処理を終えたら、ここからが塩引き鮭づくりの重要な工程です。

【記者リポート】
「サケを熟成させるための塩引きの工程に入りました。児童たちは鮭全体に塩がいき渡るよう、慎重に作業を進めていきます」

【児童】
「なんかザラザラしている」

まんべんなく塩を塗りこめば、まるで雪化粧をしたかのようなサケに。最後に“村上小”と書かれた札をつけ、箱に入れたら完成です。

【児童】
「おいしくなりますように」

児童たちは食への感謝の気持ちや地域の伝統文化の大切さも学んだようです。

【児童】
「サケに、おいしく食べさせてくれてありがとうという気持ち」

【児童】
「みんなで作る機会があって、これからも村上でサケを大事にしていきたい」

【村上小学校 松田洋平 校長】
「地域・保護者・学校で、子どもたちにすばらしい村上の文化を伝えていきたい」

児童の作った塩引き鮭は12月1日から地域の軒先などにつるされます。