カルディで発見した杏仁豆腐、漢字4文字の読み方が無法すぎる 「水樹奈々かよ」の声も…

日本語を使用する上で、「ふりがな」や「ルビ」は、なくてはならない存在。難しい読み方を補助するだけでなく、時には「意訳」を超越した存在となるケースも珍しくない。
現在X上では、カルディコーヒーファームにて発見された「杏仁豆腐」の読み方に、ツッコミが多数寄せられているのをご存知だろうか。
注目を集めているのは、Xユーザー・むりかもめさんが投稿した1件のポスト。
「こんな無法なルビ振り、水樹奈々じゃなくても許されるんですか」と、意味深な1文の綴られた投稿には、かわいらしいパンダのイラストがパッケージに使用された「杏仁豆腐」商品の写真が。
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当然、ここは「あんにんどうふ」と読むべきだが…なんと、漢字4文字の脇には「ぷるぷる とろりん なめらか あんにん」というルビが振られていたのだった。
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「杏仁」という漢字が存在するにも関わらず、「腐」の部分で「あんにん」と読ませるなど、ツッコミどころ満載な商品は瞬く間に話題に。
件のポストは投稿からわずか数日で、1.2万件以上ものリポストを記録し、他のXユーザーからは「美味しいから、これは許す」「念能力か何か?」「『どうふ』はどこに行った!」「逆に、水樹奈々は許されていた…?」など、ツッコミが続出している。
しかしこの世には、よりぶっ飛んだルビが存在するのを、ご存知だろうか…?
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こんな無法なルビ振り、水樹奈々じゃなくても許されるんですか pic.twitter.com/LZqZmxAVyh
むりかもめ (@murimurikamome) November 21, 2024
ポスト投稿主・むりかもめさんは、X上の知人らからカルディの『杏仁豆腐』をオススメされていたという。購入時は気が付かなかったが、オススメしてくれた知人に送ろう…と撮影した写真を見て、初めて「ルビの異様さ」に気付いたのだ。
ポスト本文にもあるように、こうした独特すぎるルビ表現と言えば、声優・歌手の水樹奈々のお家芸である。
水樹の楽曲の歌詞には「運命」と書いて「レール」、「人生」と書いて「シナリオ」などと読む特殊なワードが存在するが、こんなものは序の口。
ハイレベルなものでは「夢」と書いて「おと」、「奇跡」と書いて「あす」、「未来」と書いて「ゆめ」と読ませるパワーワードが当然のように使用されているのだ。
また漫画『HUNTER×HUNTER』作中でも、「念」と呼ばれる特殊能力を使用した技名で、特殊なルビが使用されるケースが非常に多い。
「俺の両手は機関銃」と書いて「ダブルマシンガン」、「不思議で便利な大風呂敷 」と書いて「ファンファンクロス」、「天使の自動書記」と書いて「ラブリーゴーストライター」などが存在し、これらもほんの一例である。

むりかもめさんは「漫画の必殺技とかには良くある表現だと思うのですが、漢字を無視したルビが通常の商品にあることに驚きました」「落ち着いて見ると、シンプルなパッケージデザインを邪魔せずに伝えたいことを全て伝える創意工夫の結果なのだと納得しました」とも振り返っていた。
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同商品のルビが大きな話題となった件について、カルディを運営する「キャメル珈琲」に取材を打診したが、残念ながらルビ決定の背景などについては、回答が得られなかった。
なお、ネット上ではしばしば日常生活に隠れた奇妙なルビが話題となっており、昨年3月にもやはり「水樹奈々の歌みたい」と称された注意喚起の看板が話題に。
こちらも「変動」を「あがりさがり」、「十分御注意」を「よくきをつけて」と読ませるなど、なかなか攻めたルビであった。
しかし、管理者からは「河川は様々な方が利用されることから、水位の変化に関する危険を知らせるため、より分かりやすく表現するための工夫がなされてきたものと考えます」と、至極真っ当なねらいで作成されたルビであると明かされたのだ。
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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。