全国的に空気乾燥 東京は10日連続で湿度50パーセント以下 火の取り扱いに注意

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2日(月)は、全国的に晴れて、空気が乾いています。12時までの最小湿度は、遠軽(北海道)で34%を観測。東京都心では10日連続して、湿度が50%以下となりました。今週は、関東から西の太平洋側を中心に、空気の乾いた状態が続きますので、火災にはくれぐれもご注意下さい。
北から南まで 空気がカラカラ

2日(月)は、本州付近は高気圧に覆われて、広く晴れています。気象衛星ひまわりの画像をみても、目立った雲はかかっていません。このため、広い範囲で、空気がカラカラに乾いています。12時までの最小湿度は、遠軽(北海道)で34%、岩泉(岩手県)で37%、天竜(静岡県)・南砺高宮(富山県)・生田原(北海道)・加賀中津原(石川県)で38%を観測しました。東京都心は11時21分に50%を観測、これで10日連続して最小湿度が50%以下となりました。また、12時現在、大阪府・高知県・大分県・鹿児島県・沖縄県に「乾燥注意報」が発表されています。火の取り扱いに注意が必要です。お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。
関東から西の太平洋側を中心に 空気の乾燥が続く

この先1週間の天気を見ますと、札幌など日本海側では雪や雨が降り、福岡は5日(木)からぐずついた天気でしょう。一方、関東から西の太平洋側を中心に、週末にかけて、晴れる日が続く見込みです。空気を潤す雨が降らないので、乾燥が続き、火災の危険度が増すおそれがあります。朝晩は冷え込む日が増えたので、ストーブなど暖房器具を使う家庭も多くなっていると思います。お休み前やお出かけ前には、いま一度、火の元の確認を行ってください。
空気が乾燥 火事を防ぐには

空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。