在留外国人数が過去最高を記録する中、新潟県警察学校では、初任科生が外国人への道案内や落とし物などの相談を想定した訓練を行いました。
【齋藤正昂アナウンサー】
「通訳員の方を実際の外国人に見立てて、困りごとで交番を訪れた想定で訓練を行います」
県警察学校で初任科生が行ったのは、英語を話す外国人が交番を訪れたことを想定した訓練です。
今年6月末現在、県内の在留外国人数は2万2000人を超え、過去最高を更新。
訪日外国人旅行者も新型コロナ禍以降、回復傾向にあるのに伴い、県警で通訳などが対応した件数も昨年度は過去最多となる1869件と、増加傾向にあります。
12月5日は警察学校を卒業後、交番などでの勤務にあたる初任科生が外国人役の通訳に対し、慣れないながらも英語を使って目的地への道順を説明したり、落とし物の相談に対応したりしていました。
【初任科生】
「現場に出て、どういう方が来られるのか分からない中で、日々対策が必要だなと思った」
また現在、県警では英語のほか、中国語やベトナム語など12言語の通訳を行う警察官が50人任命されていて、この日は通訳員を介したやりとりを行う訓練も行われました。
【初任科生】
「通訳してくれる方も私たちが言ったことを1回まとめて分かりやすく話してくださっているので、1文を分かりやすく、簡潔に質問するというのが大切なんだなと思った」
初任科生たちはグローバルな時代に対応するスキルの必要性を感じたようです。