週末は強烈寒気で寒さの底に 全国で雪エリア拡大 土曜は関東北…の画像はこちら >>
週末にかけて、日本の上空には再び強烈な寒気が流入。15日(日)午前9時の寒気の予想図では、上空1500メートル付近で平地に雪降らせる目安となるマイナス6℃以下の寒気が、西日本を広く覆う見込み。関東甲信にも寒気が南下し、群馬県や長野県の山間部を中心に警報級大雪の恐れ。
13日(金)~15日(日)は雪と寒さに注意 太平洋側の平地で雪も
先週末7日(土)から8日(日)にかけては、今季一番の寒気が流れ込み、宇都宮や前橋、広島や金沢など続々と初雪の便りが届きました。今週末は次第に冬型の気圧配置が強まり、上空には再び強烈な寒気が流れ込むでしょう。西日本も平地に雪を降らせる目安となる寒気に覆われ、影響を受けそうです。北海道や東北の日本海側は広く雪で、季節風が強い15日(日)には太平洋側にも雪雲が流れ込むため、仙台も雪の予想です。また、北陸も14日(土)と15日(日)は、雨ではなく雪の降る所が多く、局地的に積雪が急増する恐れがあります。近畿は北部のみならず、太平洋側の和歌山でも15日(日)には雪が降る見込みです。西日本の市街地も所々で雪が降るため、交通に影響が出る可能性があります。情報に十分注意し、車の移動は必ず冬用のタイヤを装備するなど、対策を行ってください。関東は北部の山沿いを中心に雪が降り、大雪となる恐れがあります。長野は連日の雪で、積雪が増える見込みです。関東南部から九州にかけて、晴れる所も冷たい風が身に沁みる寒さとなりそうです。朝晩は一層冷え込みが強まり、15日(日)の朝は都心も含めて多くの所で3℃以下と凍えるような寒さでしょう。室内でも温度管理に注意し、ヒートショックなどの対策を行ってください。週末のお出かけはできるだけ暖かいコートを選び、マフラーなどで風を通しにくくするなど寒さ対策をしっかりと行いましょう。なお、東海や関東甲信では、南岸低気圧の影響で13日(金)から天気が崩れる所がありそうです。
関東甲信の内陸部 13日(金)から雪に注意
13日(金)は、本州の南を通る低気圧の影響で、東海や関東甲信は朝から雲が多く、午後は東海から次第に雨の範囲が広がるでしょう。強い寒気の影響で、長野県や山梨県は雨ではなく、雪の降る所が出てきそうです。関東南部は今のところ、雨の所がほとんどでしょう。14日(土)は、次第に冬型の気圧配置となり、北陸では局地的に雪が強まり、大雪になる所がある見込みです。また、長野県や群馬県でも14日(土)から15日(日)は、警報級の大雪となる可能性が「中」程度あると予想が出ています。今年も残り少なくなってきましたが、年の瀬に雪の事故などに遭わないように十分ご注意ください。
シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。