アットホームは4月19日、新線開業で価格・家賃が上昇した「相鉄線」の駅ランキングを発表した。対象物件は、相鉄線(本線・いずみ野線)を最寄り駅としてアットホームに登録・公開された物件で、2022年1~3月と2023年1~3月の価格・家賃を比較。
2019年まで他社との乗り入れがなく、全路線が神奈川県内だった相鉄線が今年3月都心につながり、利便性の向上が沿線の価格や家賃にも表れている。
相鉄本線・相鉄いずみ野線各駅における価格上昇率ランキングをみると、新築戸建は、相鉄いずみ野線の「いずみ野」が1位に。価格は5,424万円で、前年比128.2%という結果に。
次いで、2位「弥生台(相鉄いずみ野線)」(前年比126.8%)、3位「緑園都市(相鉄いずみ野線)」(同118.1%)、4位「大和(相鉄本線)」(同112.7%)、5位「いずみ中央(相鉄いずみ野線)」(同111.9%)と、トップ5に相鉄いずみ野線から4駅がランクインした。
一方、中古マンションの価格上昇率TOP5には、相鉄本線から4駅がランクイン。最も上昇したのは、相鉄本線の「平沼橋」(価格4,958万円)で、上昇率は前年比133.4%。次いで、「海老名(相鉄本線)」(前年比126.8%)、「相模大塚(相鉄本線)」(同118.1%)、「上星川(相鉄本線)」(同112.7%)、「南万騎が原(相鉄いずみ野線)」(同111.9%)と続いた。
次に、賃貸マンションの家賃上昇率を調べたところ、シングル向きは相鉄本線の「星川」(140.7%)が1位に。次いで「相模大塚(相鉄本線)」(119.2%)、「緑園都市(相鉄いずみ野線)」(115.4%)、「南万騎が原(相鉄いずみ野線)」(111.7%)、「海老名(相鉄本線)」(111.3%)が上位に。
一方、ファミリー向きで最も家賃が上昇したのは、相鉄本線の「平沼橋」(132.9%)。次いで「緑園都市(相鉄いずみ野線)」(118.9%)、「いずみ野(相鉄いずみ野線)」(112.0%)、「鶴ケ峰(相鉄本線)」(111.9%)、「南万騎が原(相鉄いずみ野線)」(110.5%)と続いた。
なお、いずみ野線の平均上昇率は、新築戸建と賃貸マンションで神奈川県平均を上回っている。