5月23日、大手うどんチェーン「丸亀製麺」が16日から販売しているテイクアウト商品「丸亀シェイクうどん」に、カエルが混入していたとして公式サイトに謝罪文を発表した。
5種類のラインナップからなる同商品は、3日間で累計販売数が約21万食を達成。フタが付いた縦長のプラスチック容器を上下に振り、だしとうどんを混ぜて食べる手軽さが人気を集めている。
今回発表された文書によれば、カエルが混入した商品は「ピリ辛担々サラダうどん」(税込490円)。5月21日に「丸亀製麺諫早店」で発生したという。
カエルが混入した経緯については、「直ちに管轄保健所に指導を仰ぎ、原材料(野菜加工工場)由来の混入と判断したため、生野菜を扱う取引先の全工場において立ち入り検査を実施し検品体制を強化いたします」と説明。その上で、「生野菜(サラダミックス)を使用する一部商品につきまして5月23日、24日および25日の販売を休止させていただきます」としている。
「シェイクうどん」をめぐっては、5月22日夕方にあるTwitterユーザーが商品を食べ終えた後にカップからカエルが出てきたとTwitterで訴え、波紋が広がっていた。
投稿には写真と動画も添えられており、写真にはカップ底面に緑色の丸い物体が映っていた。また動画では、カエルが手足を動かすような動作が収められており、まだ生きているようだった。このユーザーによると、商品を購入した店舗は3時間の営業停止後、同日中に営業を再開。サラダや同じ商品の販売を続けていたという。
この件について、本誌は23日正午過ぎに「丸亀製麺」を運営する株式会社トリドールホールディングスに、事実関係などの質問を送付していた。その後、同日18時ごろに同社広報より文書にて次のような回答があった。
「弊社では、お申し出いただいたお客様にお詫びし、異物の入った商品を回収、直ちに管轄保健所に報告、指導を仰ぎました。弊社として、原材料(野菜加工工場)由来の混入である可能性が高いと判断しました。このため、生野菜を扱う取引先の全工場において立ち入り検査を実施し検品体制を強化することにいたしました。今後についても保健所の指導に従い対応するとともに、当該事案にかかわらず品質管理を徹底してまいります。
今回、商品を提供してしまったお客様には、誠に申し訳なく、心よりお詫びいたします。また、日頃から丸亀製麺をご愛顧いただいているすべてのお客様、関係者の皆様に対し、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。これ以上の詳細ついては回答を差し控えさせていただきます」
最近では長野県松本市の「デイリーはやしや」が製造し、上田市のスーパーで販売されたサラダにもカエルの混入が報告されたばかり。生鮮食材を扱っているがゆえに、取り除くのは難しいのかもしれない。