台風2号と前線の影響で、東海3県では激しい雨が降っています。2日午後から3日午前にかけて線状降水帯が発生する恐れもあり、気象台は警戒を呼びかけています。
東海3県は、前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で1日夜から各地で雨が降っていて、愛知県新城市では1時間に44.5ミリの激しい雨が観測されています。
午前11時40分現在、岐阜県全域、三重県の南部、愛知県の東部などに大雨警報が出ていて、豊橋市の梅田川流域・1万2217世帯に避難指示が出されています。
気象台によりますと、2日午後から3日午前にかけては、線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。
3日午前6時までの24時間の降水量は、いずれも多いところで愛知県・岐阜県で250ミリ、三重県で200ミリと予想されていて、気象台は土砂災害などへの警戒を呼び掛けています。
この雨の影響で、JR東海は一部の在来線で計画運休を実施していて、中央線の高蔵寺駅~塩尻駅間などで終日運転を見合わせます。