大雨、土砂崩れなど各地に爪痕 復旧作業続く

2日の大雨の影響で被害を受けたこの地方の各地で、復旧に向けた作業が行われています。道路が冠水していた豊川市小坂井町の交差点では、4日は水が引き水没していた車がレッカー移動されるなど復旧作業が行われました。
また、薬局では浸水したため、朝から従業員らが汚れた荷物を外に運び出し、床などの清掃作業に追われていました。「腰以上まで水が来たので、ぐちゃぐちゃになってしまっていて使えない。全部捨てることになります」
待合室が一面泥だらけになったほか、薬やパソコンにも被害が出ていて、ほとんど入れ替えをしないといけないと話します。「先が見えなさすぎて、どうしようかな」営業再開の目処は立っていないということです。
(久留記者)「愛知県豊田市の願永寺です。大規模な土砂崩れが起こり、竹林が川の方に流れ込んでしまっています」
寺の関係者によりますと、土砂崩れは2日午後に発生し、この影響で川の水が溢れて、近くにあった築100年という古民家が床上浸水しました。
当時、この家に人はおらず、けが人はいませんでした。
「この辺まで水が来ていました。畳が浮くくらいは。水没という形で」また、岐阜県瑞浪市では土岐川が氾濫し、川沿いの道路がおよそ35メートルにわたって崩落する被害も出ています。