トラックの荷締め用ストラップで6歳女児が両足切断 恐怖の事故発生の経緯は…

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このほどアメリカ・バージニア州で、車の後部座席に乗っていた6歳の女の子が不測の事故に見舞われ、両足を切断した。地元メディアの『WSLS-TV』が報じ、続いて『NEW YORK POST』『INSIDE EDITION』『Daily Mail』なども伝えている。
バージニア州警察が発表したところによると、事故は5月17日にロアノーク市で発生し、オーブリー・スカレッタちゃん(6)が足を切断する事態になった。
オーブリーちゃんは親が運転するピックアップトラックの後部座席に乗っており、ラチェットストラップ(両端にS字型のフックが付いた輸送中の荷物を固定するためのベルト)を足に巻き付けて遊んでいたことが原因だったという。
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州警察は事故が起きた経緯について、「足に巻いていたストラップの一方が窓の外に大きく垂れ、先端のS字フックがタイヤの軸の部分であるドライブシャフトに絡まった」と説明している。
オーブリーちゃんの体は吸い上げられるようにして窓に引っかかり、さらに強い力が働いて足が引きちぎられてしまった。妹のジャッキーちゃんが隣で悲惨な状況を見ていたこと、父親のダニエルさんが州警察の職員であることも明かしている。
オーブリーちゃんはヘリ空輸によりカリリオン・ロアノーク記念病院に運ばれ、6時間の緊急手術を受け、何とか足の接合に成功した。今月9日に皮膚移植手術を受ける予定で、月末には車椅子で自宅に戻れるかもしれないという。
ただし、さらなる手術と理学療法が必要であり、歩行器を使って歩けるようになるのは、早くても年末になると医師団は予想。治療はかなり長期にわたるだろうという。
どのトラックにも荷台には必ず置いてあるラチェットストラップだが、まさかそれが人間の足を引きちぎるとは想像していなかったとして、一家は強いショックを受けている。
クラウドファンディングの有名サイト『GoFundMe』には、高い医療費から一家を救おうというページが開設され、あっという間に700万円超が集まったことが伝えられている。